カトリック・グアダルペ宣教会日本管区ホームページ

TOP > グアダルペの聖母マリア

グアダルペの聖母マリア

グアダルペ宣教会の守護者であるグアダルペの聖母マリアについて

グアダルペの聖母マリア

 メキシコという国は、まるで万華鏡のように、文化も言語も異なるいろいろな民族が集まった国ですが、それをひとつに結合させているのがグアダルペの聖母マリアなのです。豊かな人の家にも、貧しい人の家にも、学問のある人の家にも、無学の人の家にも、どの家に行ってもグアダルペの聖母マリアの像が飾られています。

 

 グアダルペの聖母マリアは、1531年、先住民のような顔で原住民の話す言葉で話しながら、フアン・ディエゴという名のひとりの貧しいインディオの前に現れました。そして、征服される苦しみを味わっている民に希望を与えるメッセージを伝えました。彼を司教のところに遣わし、もっともそれを必要としている人々に彼女の愛を示すための聖堂を建設するようお願いしなさいというメッセージを。

グアダルペの聖母マリア

 スペイン人の司教フアン・デ・スマラーガは、インディオの言うことを信用せず、その証拠を示すように言いました。聖母は数本のバラの花をわたし、インディオはそれをサボテンの繊維でできた自分の粗末なマントにくるんで司教の所にもって行きました。インディオがこの花を司教に見せようとしたとき、そこには聖母の姿が描かれていました。その聖母像が描かれたマントは、現在でも、メキシコ・シティの聖堂の中に、現れた時と同じ場所に、そのときのままの形で見ることができます。

メキシコ・シティの聖堂

 聖母はご自分の名を先住民の言葉で名乗られたのですが、それはスペイン人たちにはとても発音するのに難しい名前だったので、スペイン語の発音に近い名前、すなわち、“グアダルペ”という名でよばれるようになりました。

 

“ニカン・モポウア”という古文書に、聖母のご出現の一部始終が描かれています。

 

 メキシコの司教団は、この外国宣教団の設立にあたり、グアダルペの聖母マリアをその宣教会の守護者とたのみ、グアダルペ宣教会と名付けました。

ニカン・モポウア グアダルペの聖母御出現の物語

ニカン・モポウア

「ニカン・モポウア」の邦訳版をお読みいただけます。

「こちらのページで、グアダルペの聖母御出現の歴史に触れてください。

  • サイトトップへ
  • ページトップへ
  • 前ページに戻る